よくお客様から、
「市販シャンプーとサロンシャンプーの違いって何？」というお声をいただきます。
サロンシャンプーは市販シャンプーに比べて値段も高く簡単に試してみようと
気軽に買えない方がほとんどですよね。
そんな方に向けて市販シャンプーとサロンシャンプーの違いについて説明していきます。
①市販シャンプーとサロンシャンプーの違い
みなさんから見て大きく違うのは価格だと思います。
市販シャンプーは５００〜１５００円くらいで買えますが、サロンシャンプーは
２０００〜１００００円前後するものもあります。
価格が違うのには様々な理由があります。
市販シャンプーは多くの方に使ってもらえるシャンプーを作ることを目的としています。
それに比べて、サロンシャンプーは、高品質で髪や頭皮に優しいシャンプーを作ることを目的としています。
その為、メインとして使われている洗浄成分（界面活性剤）が大きく違い、市販シャンプーでは、「石油系の洗浄成分」、サロンシャンプーでは、「アミノ酸系」が使われています。
後々、成分について詳しくお伝えします。
②市販シャンプーとサロンシャンプーのそれぞれの特徴
【市販シャンプー】
・泡立ちがいい
・低価格
・香りが良い
・ボトルデザインが良い
【サロンシャンプー】
・髪や頭皮への負担が少ない
・ヘアカラーやパーマの邪魔をしない
・ダメージ部分を補修できるシャンプーである
・とにかく品質重視
・頭皮に潤いを与えて保護する
などなどそれぞれ特徴があります。
③シャンプーの成分について
【界面活性剤】‥‥汚れを落とすのに重要な役割を果たす成分
シャンプーボトルの裏を見てみると沢山の成分が記載されていますよね。
ほとんどのシャンプーが「水」の次に書かれているものがこの界面活性剤です。
この界面活性剤には大きく分けて３種類に分類されています。
⓵石油系‥‥泡立ちが良い、洗浄力が強い、油分を取りすぎてしまうことがある
⓶石鹸系‥‥洗浄力が非常に強い、アルカリ性なので敏感肌の人は荒れてしまうことがある
⓷アミノ酸系‥‥マイルドな洗い上がりで潤いも補充、洗浄力が弱い
など、それぞれ特徴があります。
３つ目のアミノ酸系が美容師さんがよく言うアミノ酸シャンプーになります。
洗浄力は保ちつつも優しい洗い上がりになります！
⚠︎続いて注意してほしい洗浄力の強い成分についてです。
◎敏感肌・乾燥肌の方
主に、石けん素地、カリ石けん素地、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、
ラウレス硫酸アンモニウム、オレフィンスルホン酸ナトリウムです。
これらは、洗浄力が強い為、敏感肌や乾燥肌の方だと、フケやかゆみ、あかみがでてしまったりします。
◎脂性肌・オイリー肌の方
主に、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸TEA、ココイルグルタミン酸カリウム、ココイルグルタミン酸２ナトリウム、ラウラミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタインです。
これらは洗浄力・脱脂力が弱めなので、脂性肌・オイリー肌の方には不向きだと思います。
④シリコンシャンプーについて
そもそもシリコンってなに？と疑問に思う方多いと思います。
正式には「シリコーン」と呼ばれていて、ケイ素をメインとした合成樹脂で、コーティング剤のことを言います。皆さんが普段使っている、化粧品やワックス、日焼け止めなどにもシリコンは含まれています。
シャンプーは汚れを落とすものですが、髪についている油分を洗浄しすぎてしまうと、髪の毛の滑りが悪くなり引っかかったりしてしまいます。
それを防ぐためにシリコンを入れて、油分を補い洗い終わった後でも滑らかな指通りになる様にしているんです！
それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう！
《シリコンシャンプー》
メリット
・髪をコーティングするのでキシみにくい
・良い物になると水溶性のシリコンが使われている
・化合物を使っているので髪の毛ケアができる物が多い
デメリット
・安価なシリコンを使っていると毛穴に詰まっていく場合がある
・頭皮に合わず頭皮トラブルにつながる場合がある
《ノンシリコンシャンプー》
メリット
・シリコンが入っていない為、頭皮トラブルなどの問題が起きにくい
・比較的ナチュラルな成分が使われている事が多いので肌に優しい
デメリット
・コーティングできる物がないので髪の毛がキシみやすい
などです。
これらを参考に自分自身にあったシャンプーを探してみてください☆
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